データ共有はデータ駆動型研究を大きく発展させる原動力となる可能性を秘めていますが、一方で個々の研究者の研究の自由や企業秘密と必ずしも両立するものではありません。以下に私たち東北大計測分野の基本的な考え方をまとめます。
- これまで培ってきた装置共用の文化を維持・発展させます
- ご利用いただくみなさまの権利を守ります
- データ駆動型研究を推進するデータ共有の文化を築きます
また装置共用から創出されるデータはビックデータではありません。むしろ、将来の研究者が信憑性の高いデータを参照できるシステムを構築することが重要と考えています。
ARIM事業班ではデータのご登録に関する説明会を 6/30に開催いたしました。この説明会では「構造化データとは何か」など、データエンジニアリングの基本用語の説明やデータ駆動型研究の在り方、そして東北大学計測グループにおけるデータ登録の方法などもご説明しています。その模様は動画としてこちらからご覧になれます。内容は下記の通りです。
- ARIM事業と東北大計測グループの位置づけ(0’50”- )
- 予備的事項:非構造化データと構造化データ、メタデータ、データベースとデータ駆動型研究(6’45”- )
- データ登録の概要:約款、エンバーゴと広域シェアにおける利用権限と具体例(TEM, XRD)(21’36”- )
- 東北大学計測グループにおけるガイドライン(34’09”- )
- ご提供いただくデータを登録する具体的な方法(39’52”- )
- データのご登録の有無と料金体系(47’30”- )
- データ登録奨励制度(調整中)について(51’00”- )