TEM講習プログラム

分析コアARIM事業班では分析電顕室と協力して透過電子顕微鏡の講習会を随時行っています。電子顕微鏡を用いた組織・構造解析を独力で進めたい研究者・開発の現場の方は是非ご参加ください。

コース概要:電子顕微鏡の基礎をこのHPのチュートリアルを通して学んでいただき、その後、下記の実習に参加してご自身で電顕操作をマスターしていただきます。実習には光線図の作図など、電子顕微鏡光学系を理解するための座学も含まれます。

実習コース

A コース(電顕を使ったことのない方々を対象としています)
講義ARIM-IMRチュートリアル「観る編4」までの内容を理解していること
実技電顕の光学系、実像と回折パターン、明視野像と暗視野像、フォーカスと非点調整、方位出し
日数2日間(受講される方のバックグランドに応じて延長可能です)
B コース(光学系を理解し、照射系の調整や絞りの出し入れをクリアしている方)
講義ARIM-IMRチュートリアル「観る編5と6」までの内容を理解していること
実技2波条件による等圧干渉縞、転位等の観察、非点補正、ウィークビーム法、位相コントラスト(HRTEM)
日数1ないし2日間(受講される方の必要性に応じて選択)
C コース(TEMモードは自在に操作でき、STEMを必要としている方)
講義ARIM-IMRチュートリアル「観る編7」までの内容を理解していること
実技STEMアラインメント、EDSマッピングの実際
日数1ないし2日間(受講される方の必要性に応じて選択)
参加人数1名より随時開催(最大3名/一回)
試料いずれのコースもARIM事業班が準備した試料を用います
料金(一日)23,100円(技術支援料7時間分で、装置使用料はARIM事業側が負担します)
装置JEM-2000EXII, JEM-2100Plus, JEM-ARM200F
講師ARIM事業参画者
  • 参加方法:下記のARIM事業班にメイルにて申請されてください。
  • imr.arim.office@grp.tohoku.ac.jp
  • メイル題目には「ARIM-IMR TEM技術講習会希望」と明記ください。
  • 受講には CINTS myPage のアカウントが必要となります。(すでにお持ちの方はそのアカウントをお使いになれます。)
  • すでにARIM課題を実施中で、その一環として実習を受講される方は上記の手続きは不要です。実習の具体に移りますので、課題番号等をご連絡ください。
  • 一方、ARIM課題番号をお持ちではない方は、課題申請をしていただくことになります。
  • これらのことに関する詳細は個別に対応いたしますので、ご質問等、ご遠慮なく連絡ください。
  • 実習日程は装置の稼働状況に応じてご相談のうえ、決めさせていただきます。
  • なお、料金設定は受講者のみなさまとARIM事業側の応分負担という考え方に基づいており、ご理解いただければ幸いです。
  • すべての電子顕微鏡は分析コア分析電顕室に設置してあり、学内ユーザーの方に対してはこちらのページにアナウンスがあります。今回、ARIMで提供するプログラムはこの学内向けプログラムと互換性を持つように企画されています。
  • JEM-2000EXII は電子光学系の説明等に用いますが、実験装置としては老朽化しており講習後は原則としてJEM-2100Plus を共用装置として使用していただきます。
  • 試料を持ち込まれる場合は通常の装置利用の枠組みでの技術支援となります。
  • 本講習会のパンフレットはこちらからダウンロードしていただけます。